5月の園だより

五月の空に鯉幟がいかにも気持ちよさそうに泳いでいます。この鯉幟に気付き幼稚園に入ってくる時、ニコッとする子、風に揺られる鯉幟に飛び上がって手を触れようとする子、今、星美ではいろいろな子どもの表情が見られます。その中でも「ママー、ママー」と泣きながらママを呼ぶ可愛い年少さんの姿と、その子の手をそっと取って、お部屋まで連れて行ってくれる年中長さんの頼もしい姿が見られます。三週間たった今では、わくわくタイムの園庭は、所狭しと9色の帽子の子ども達が入り乱れて遊んでいます。

今月のそよ風

園長から保護者の方へ、今月から心のそよかぜとなる一言を掲載します。是非お読みください。

人にしてもらいたいと思うことを人にもしてあげなさい。

マタイ7章12節

「最近、人をほめたことがありますか?」と聞かれたら、あなたは自信を持って「はい」と答えられますか?「最近、人にほめられたことがありますか?」と聞かれたら、あなたは即座に「はい」と答えられますか? この二つの問いに「はい」と答えられる大人は、少ないのではないでしょうか?この言葉は、菊池省三とおっしゃる小学校の先生が書かれた「ひとりひとりが輝くほめ言葉のシャワー」という本の「はじめに」の部分に書かれた言葉です。今年度、はじめての「そよかぜ」に何をかいたらいいかと悩んだ末、この問いから始めることにいたしました。聖書のマタイの福音の7章にイエスの言葉の一節があります。「・・・・だから何事につけ、人にしてもらいたいと思うことを人にもしてあげなさい・・・」このことばには、広範囲の意味がありますが、今は子ども達との関わりの面から考えたいと思います。人は認められるとき、自分の中に肯定感を持つことが出来るようになります。さらに良いことをほめてもらう時、それが積み重なって強固なものとなっていきます。子どもたちの成長のため、大人の私たちも含めて、園全体が互いにほめあう温かい場となるといいですね。

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