新年おめでとうございます。笑顔と喜びのうちに2019年を始められたことと思います。子どもたちにとって「お正月」は無条件に何だか嬉しい時だと思います。自分の子どもの頃を振り返ってみても、「もういくつ寝るとお正月・・・」と歌にあるようにわくわくしたものです。時代とともに過ごし方はいろいろあると思いますが・・・沢山の人と出会ったり、家族の中でゆったりと一緒に遊んだりと楽しいひと時を過ごされたことと思います。ところで、三学期は成長のめまぐるしい時かもしれません。特に年長さんにとっては小学校に上がるという意識が強くなるでしょうし、年中、年少の子どもたちも心身ともに成長していく時ですので、私どもも心して、丁寧に、関わって参りたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

今月のそよ風

心の曲がった奴は噺家になるな

私の師匠、四代目小さんは、『心の曲がった奴は噺家になるな』と申しておりました。落語のなかに出てくる人物は、皆善人ばかりです。泥棒にしても悪人はおりませんですから、噺をする噺家の心が素直でないといけない。ずるい奴は、ずるい噺になり、生意気な奴は生意気な噺になる。それが落語の中に全部出てきます。だから落語を演ずるものは、心を正しく持て、ということです。料簡はみな芸にでてきます。私も弟子には師匠の教えを伝えております。芸は人なり。

これは、PHP※の『心を揺さぶる88の名言』の中の五代目・柳家小さんの言葉です。皆様の中にもいらっしゃると思いますが、私は落語が子どもの頃からとても好きで、父も好きでしたので、ラジオで聞いたり、テレビで見たりと一緒によく笑ったものです。心底笑うことが出来る楽しいひと時でした。私は、年の始めにこの言葉を目にすることが出来て良かったと思っています。なぜなら、自分自身の身を正すにふさわしい言葉だと思うからです。私は青少年そして子どもの中に生きるシスターであり、教師です。ですから小さんの生き様は私のいき方の大いに参考になるものです。皆様、年の始めにあたりご自分の立場からどのように生きたらいいか新に考えてみてはいかがでしょうか。今年も神さまの恵み豊かな年となりますように!!

※PHP研究所 増刊2016年10月号