未就園行事

先日は修了式にご参加いただきありがとうございました。様々なことが制限されたこの一年。それでも子どもたちは沢山のことを学び、大きく成長しました！最後に顔を合わせてお子様の成長を共に喜ぶことができたことを嬉しく思っています

さて、春休みに入り、皆さんはどうお過ごしですか？きっと子どもたちは、もうすぐ年長組！！とワクワクしているのだろうと思います。

振り返ると、3学期には年長組を意識し始め、バルーン楽しみだなぁ、聖劇はあの役がやりたいなど、子ども同士で話をしていました。中でも年少組の子どもたちのお世話をすることは、年長組の楽しみの１つ自分が年少組だった頃にしてもらったことを、今度は自分がしてあげたいと期待を膨らませていました

例年であれば、「年少組さん待ってるよ」「幼稚園って楽しい所だよ」という気持ちを入園式で伝えるために、3学期の終わり頃から「言葉と歌のプレゼント」準備をしていますが(年中組のみんなが入園した時の年長組さんはチューリップの歌のプレゼントでしたね…懐かしい…)、今回も難しい…ということで、年中組の先生で話し合い、以前２月のクラスだよりでもお伝えした「様々な友達との関わりの中で意見を伝えたり、相手の意見を受けとめる」という経験も重ねられるよう、クラスの枠を超えた2人組での「手紙作り」を考えました

では、さっそく制作風景をお伝えます♪

まずはプレゼントする年少組の名前を覚えることから始めます。同じバスコースだと知ったり、同じ名前の子を見つけたりして、「どんな子なんだろう？」と想像したり、思いをはせていました

【封筒づくり】

今回は、一枚の包装紙から自分たちで組み立てて作りました

お手紙を誰かに渡す時は封筒に入れて渡すと、心がこもっているのが伝わり、何が入っているのか楽しみにしてもらえるよと伝えると、とても納得した様子！

包装紙に描かれた線は、切り取り線と折線になっていると知り、出っ張っている部分を切り落としてしまわないよう‘『周りをハサミで切る』ことに気を付けながらスタート

ペアの友だちと「あってるよね？」「ここ切るね！」と一人では分からなくなってしまうことも、友だちと確認しあえば大丈夫自分たちで役割分担をしながら進める姿も見られました。

次に貼り付け！型に描かれている線に合わせて折り、出っ張りの部分に糊を付けて重ね合わせたら完成

最後のあて名書きでは、表には名前「渡す人の相手」、裏に名前「手紙を書いた人の名前」という決まりがあることを伝えました。

【ポップアップカード作り】

手紙を開いたときに、絵が飛び出してくるような仕掛けのカードを見せると、「すごーい！！」「どうやって作るの～？」と興味津々です「年少組の子どももびっくりしちゃうね」と伝えるとニヤニヤする子どもたち。

最初に、飛び出し部分を作るために切込みを入れます。切込みをどこに、何個入れるのか、どこを押し出して織り込むのかがポイント端っこに寄ってしまったり、どこを押し込めばいいか分からなくなったり…。一人だと、「どうしよう」と落ち込んでしまいそうでも、二人になると、お互いを助け合ったり、あーでもないこーでもないと互いの意見を交わしたり。3学期の遊びを通して、何度も話し合って決める経験を重ねてきた年中組。ぶつかり合ったり、意見がまとまらなかったりと難しさを感じながらも気持ちを分かち合えたり、理解が深まったりと友だちと相談しながら取り組むことを楽しんでいた子どもの姿を見て成長を感じました