11月の園だより

朝夕めっきり涼しくなり、秋の深まりを感じる頃となりました。先日は坂を上がった所に立つ大きな金木犀が時を忘れず花を咲かせ、いい香りを放ってくれました。誰が教えるでもなく秋を味あわせてくれる自然に感動いたしました。先日のボリビアデーを皆様のご協力の下、楽しく盛会のうちに終えることが出来ましたことをこの紙面をお借りして感謝いたします。またこれから続きます「いもほり」「七五三」等におきましても子どもたちの成長と喜びを共にして参りたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

今月のそよ風

分かち合い

「全ての子どもは神の似姿として、愛しあいされるというすばらしいことのために創られたのです。」

「行いに愛をこめましょう。私たちの愛の奉仕は、平和の働き以外の何ものでもありません。」 マザーテレサの遺言より

ボリビアデーを通して、子どもたちは一回り大きい心の成長を得るようです。今日はおにぎりの日でした。お昼時、年長さんのクラスに入ってみました。ちょうどお食事の終わる頃で、「ああ食べちゃった もう一つほしかったなー」と。その子はおにぎりを二つ食べたのですが、何時もはおかずもあるので、物足りないさを感じたのだと思います。(これが私たちのこの日の目的なのですが)そこで私が、「でもいいじゃない。帰っておやつが食べられるでしょ。」と言いますと、「今日はおやつを食べないの、昨日は食べたけれど。」と言ったのです。お母さんと約束しているのでしょうか?きっぱり言った言葉に、私は「もう一人のお友だち」の為の三回目のボリビアデーの意味を、分かるまでに成長している姿をそこに見出し、とても嬉しかったです。きっとその子にとって、我慢できたことは一生の宝物になると思います。

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