6月の園だより

枯れていたような木々に新芽がつき、枝を伸ばし、花を咲かせる等自然の美しさを感じさせてくれる初夏ですが、園庭、修道院の周りを見渡してみますと、この時期の花である紫陽花もまさにその命の美しさを見せています。ピンク、青、紫など・・・色も形も違う紫陽花はこれからも雨を受け、さらに変化していくものと思われます。こうして私がコンピューターにむかっている間にも、子どもたちの逞しく遊んでいる声が聞こえてきます。覗いてみますと、今まで紐をつたって登っていた「星の子ハウス」を子どもたちが走って勢いを付け、駆け上がる姿が見え、びっくりするやら日々の躍進に感動してしまいました。

今月のそよ風

柔和な人は幸い その人たちは地を受け継ぐ マタイによる福音書5章5節

柔和な人とは心優しく、謙虚な人をさします。そしてその人は幸いであり、地を受け継ぐと言うのです。これをもう少し易しく言いますと、「地」とは、人の心を指し、人々の心を得ることができると言うのです。柔和な人とは弱弱しい人のことではなく、自分を治めることの出来る強い人のことです。あるところでこういう風に聞きました。「道」とつく、剣道、柔道、茶道・・・などなどいろいろありますが、それを通して道を修める人々は強く、あるいは極めれば極めるほど、腰が低く、何時も穏やかで、頭を深く下げることが出来るのだそうです。子どもとの関わり、大人同士の人間関係が、すこしずつ出来ていますが、この言葉を心に留め、また歩き出したいものです。

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